End of the transmigration of souls■Chapter1■

●Episod 3-2 The hoped future●

数週間単位で寝たり起きたりを繰り返し、気づけば3ヶ月が過ぎてしまった。我ながら寝過ぎだ。



いくら寝てる時間が多くてもひとつ屋根の下でこいつらと住んでいたらいろんなものが見えてくる。



あの冴えない男も知らないうちにもう21歳とか非常に笑える。あんなにいつも訓練サボッて逃げて怒られて都合が悪くなると助けてくれ。そんな奴がなんだ。こんなにスカしやがって。笑える他に何がある。 しかもたかが好きな女を誘い出すだけでもあんなにどうしていいかわからなくてテンパッてたのに、今じゃその女と一緒に暮らしてるとか。もうおかしくてたまらない。亭主関白なオーラが出まくりじゃん。キルティだって。 あの子はあの時しか会ったことはないけど、それはもう気の強そうな女の子だったけど。………女になっちゃってさァー。


なんかあたしばっかり置いてきぼり。なんか寂しい。


「……なんだよ」
「ずいぶん生意気になったな。弟よ………」
「なんだよ急に。気持ち悪い」
「別に……。じゃ、あたしはちょっと外に出てくる」
「…………変な奴」
「なんか言った?」
「言ってねーよ」
「じゃ、お2人で仲良くしててね」
「…………………」



あたしの下心は丸見えである。
……たぶん。……きっと。




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