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-さよなら-



そして、朝。


あたしはお母さんとお父さんと由香里さんと一緒にライのお見送りをするために駅にいた。


もう、そろそろ時間だ。

電車が来た。

「ライ、元気でね」


由香里さんがライの頭を撫でる。


「由香里さんありがと。いろいろ」

「ライ…ほんとに伝えなくて良かったの?」


由香里さんはライだけに聞こえるように言った。


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