銀のメガネ
「…先輩来てないよね?」
「……実はさっき来た」
メグの言葉にあたしは
固まった。
「…どうしよう」
「大丈夫だよ!!
あたしがついてるんだから!!
それに、教室でなかったら大丈夫!!」
「いや、そうじゃなくて。
福山、大丈夫かな…」
「あ、そう言えば…
友達に聞いたんだけど
銀のメガネかけてる1年の男子
知らないかって聞かれたらしい」
「う、そ…」
どうしよう。
福山を先輩が捜している。