母親

次の日

玄関のチャイムの音で目が覚めた


ガチャ

ドアをあけるとスーツを着てビシッとした知らない女の人が立っていた


「どちら様ですか?」


「美咲さん?」


「そうですけど」


「一度お会いしてみたかったんです」


「はぃ?
どちら様ですか?」


「わたくし、神田由香里と申します

あなたのお母様には色々と違った意味でお世話になったもので」


少しトゲのある言い方だった


「とりあえづどうぞ」


私はその女を部屋に入れた


お茶をだし私も座った


女の方を見るとじっと私を見ていた


その目は忘れられないほどキツい目だった
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