Kissシリーズ・「クールなキス」
「はぁ…」

「疲れた?」

「うっううん! めっ眼が疲れただけ」

そう言って慌ててパンプを閉じた。

彼は何も無反応なワケじゃない。

素っ気無いけど、必要最低限の言葉は交わしてくれる。

「今日もいろんなとこ回ったね~」

「ああ」

「どこが一番楽しかった?」

「本屋」

「…そっそう。欲しい本、売ってたもんね」

「うん」

…てなカンジの会話が日常。

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