幼なじみだし★
「幼なじみ」〔空〕
「空。そろそろ起きれば?」
カーテンの音が聞こえ眩しい光が眠っている脳を起こす
「う~ん。眠い。」
もうちょっと・・・。そしてまた眠ろうとした時

「学校。遅れていいの?」

ガッコウ・・・。・・・学校?

・・・・・

「きゃ~!!!学校!!!何時!?何時!?」
眠りかけた脳が一気に覚める。

「8時。」
焦ってる私とは逆に冷静な声が聞こえる。

「も~!優(ゆう)、早く起こしてよ~」
私はベッドから飛び降りた。
「俺のせいにすんな。」

優は制服のネクタイを締めながらそう答えた。

私は30秒でパジャマから制服に着替えて
食パンをくわえた。
「優。みんなは?」

「外で待ってんじゃね?」
マジ?やばい!
 
「お母さんは?」

「母さんならとっくに仕事。」

ははは~・・・。だよね~。

「ほら、いくぞ。」
「は~い!」
私は食パンをくわえながら家を出た。




< 1 / 231 >

この作品をシェア

pagetop