カラカラライフリズム
形勢逆転だ。


幸枝は、若干呆けたように呟いた。


「……何で動けるのよ。

確かに、薬を飲んだはずなのに……」

彼女が驚怖すると、


「――さっき目茶苦茶むせたような声が聞こえて来たからな…
…案外、大した量なんか飲み込んでねぇんじゃねぇのか?

それにCPGは、あらゆる薬物に対して、
ある程度の免疫成分を投与されている。

一樹はこれでも一応CPGの有望株だ。

例外じゃねぇ」


一樹の代わりに樋口が答えた。



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