カラカラライフリズム

気だるい。

動きたくない。

今、何時だ?

ここどこだ…病院?


一樹の部屋でない事は確かだった。

自分の部屋は、
こんなに消毒的な清潔感のある場所じゃない。


「目ぇ覚めたな、一樹…」


ベッドを区切るカーテンをじゃりっと開けて、
樋口が顔を覗かせた。

丁度、見舞いに来たらしかった。
< 121 / 860 >

この作品をシェア

pagetop