カラカラライフリズム
「――ぎいっ!
……ったくよー、いっちゃん何か俺に暴力的じゃねー?」


「お前が殴られるような事するからだろ。
用事は?無いなら帰れ」

光は仕方なさそうに観念すると、
自分の携帯電話を掲げた。


「今朝入ってたメール。今すぐ来いってさ。
今日は制服着用が義務で、執行はしない代わりに打ち合わせだってさ」



「……『今すぐ』って、メール来たの何時だ?」

「三十分前」

「………」

「痛っ!」
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