カラカラライフリズム



そうだ、これは『幸枝』が死んだ時の……。


あの時伸ばした手は、何にも触れなかった。


想像していた服の裾、柔らかになびく髪の毛でさえ。



落ちて行って、落ちて行って、その先は死で終わった。



呆気なく弾けた彼女の人生。



< 312 / 860 >

この作品をシェア

pagetop