カラカラライフリズム

一樹はいつも、
執行に時間をかけない。

でも中には、何十分も時間をかけて、
拷問に近いやり方を選ぶ執行史もいる。

それを善く思わない一樹は、
囚人とはいえどうせ死ななければならないのなら、
せめて一瞬で苦しまずに済ませてやりたいと思っていた。



いくらそれが世間的に罪を犯した人間だとしても、
直接被害に遭っていない一樹にしてみれば、
憎いとか悪を滅ぼすとかそういった感情が起こるはずも無く、
死刑囚というのはただ自分に殺される、
哀れな一人の人間に過ぎなかった。
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