カラカラライフリズム



「でしたら、中庭に続くガラスのドアが使えませんか?」

『鍵を壊せば何とか……』


一樹の応答の直後、勢い良くガラスが割れる音がした。


『こらっ、勝手に何やってんだ光!』


『だってよー、こうした方が早いしー……』


『誰かに気付かれたらどうするつもりだ!』


『誰かって誰?村田が捕まってるんなら、もう心配なくね?』


『注意は、しすぎるくらいで丁度良いんだ』


『そんなん、まどろっこしい……』


『言う通りにしろッ』




< 505 / 860 >

この作品をシェア

pagetop