カラカラライフリズム



だが、晴喜はそれほど残念そうにはしていなかった。
 
むしろ、こうなることが望みだったかのように、

やけに明るく振舞っている。

一樹は、初めて晴喜の事を可愛いと思った。

「……っていうか、そいつどかさないの?

これじゃ、どこからどう見ても、

男同士で膝枕してるようにしか見えないわよ。

どんな誤解されても知らないわ」


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