カラカラライフリズム



責任感の強い、大人達がいる。
 
しかし、そんなもの無関係な人間にとってはただうるさいだけで、

彼等の熱意も誠意も、自分達大学生にとっては、迷惑なだけだった。
 
しんと静まり返った図書館では、メガホンの声がよく響いた。

「……そうだな。

まあ、そのうちいなくなるんじゃないのか?

警察だって、黙っちゃいないだろうし」


< 708 / 860 >

この作品をシェア

pagetop