カラカラライフリズム
「ねえ、知ってた?
今回のCPGの事件……あれね、
上の人間にとって実はありがたいことだったらしいの」
「……何言ってんだ?」
光は、突然明るく語り出した晴喜に、不審の眼を向けた。
部屋でくつろいでいた光を、突然呼び出したのは晴喜だった。
『今からお茶を淹れるの……一緒にいかが?』
吉野ならともかく、晴喜の口からそんな言葉が出るとは思わなかった。
だが、晴喜の意図が掴めず、断る気にもなれなかったので、
今こうして晴喜の部屋で紅茶を啜っている。
そして、当の晴喜といえば、満面の笑みでそれを見守っているのだ。
気味が悪かった。
今まで、睨まれた事しかないのに。