ゆき
それぞれ

入学

今日は中学校の入学式。

緊張を隠せない私はいつもより早歩きになってしまう。

校門には小学校のころいつめんだった、あや、なずな、ゆうか、まなみの姿があった。

「あ、まあ~!!おはよー!」

「おはよっ!みんなもうクラスみた?」

「まだだよ~。まあのこと待ってたんだ!」

「あ、そうなの?!ありがとーう!!」

「じゃあ行こっか☆」

みんなで少しずつ足を進める。

この中のだれか一人とは同じクラスがいいな~。

たぶんみんなおなじこと思ってるんだろうな。

そうこう考えてるうちにクラス表の前までついてしまった。

ゆっくり探す自分の名前。

「あ、あった!うち2組!!」

あやが一番早く見つけた。

「あ、私3組だぁ!」

自分の名前をやっとこ見つけた。

「あ~、まなも3組だぁ~」

まなが笑顔でこっちをみてそう言った。

なずなは4組、ゆうかは1組だった。

私たちは一度、各自の教室へとむかった。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop