甘いKISSにご用心★



風早くんの目は
なんだか悲しそうに
見えた気がした。


そんな風に
見えるのは私だけ?


しかもここは
朝の教室。

皆がいる前で
告白されてるなんて…



もちろん私の答えは、
決まってる。



「私は綾貴じゃないと
だめなの…
気持ちは嬉しいけど
受け取る事はできない。
本当ごめんね?」



私が精一杯謝ると、
風早くんは、
私の頭をポンポンと叩いてから
彼らしい言葉を
告げてくれた。



「大丈夫。分かってるよ^^
まぁ、神坂に泣かされたら
いつでも俺のとこに…(笑)」




「ほ、本当にご「誰が泣かす
だって?風早くん」




うっ……
この声は…
私は恐る恐る、
机と反対背中を向ける。
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