悪魔と時間
「いい加減私のベッドに潜り込むのやめて」


悪魔と暮らし始めて今日で6日目、布団以外の重さで目を覚ますのは、5回目だ。


「お前には関係ないって言っただろ」


「関係ないわけないじゃない」


目を見るといえなくなると思って視線をそらしながら言う。


「襲われたいならそう言え」


「はぁ~。意味が分かんないんだけど」


全く、脈絡もない発言に大きなため息をつく。


「心配しなくても俺は上手いから処女でも・・・」


手に持っていた枕を投げつけ、勢い良く部屋から退避する。
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