サルビア
家に帰って、まずエリにメールをした。

「昨日はありがと!
寮の鍵返しに行ったら、給料くれたし、今日はあたしがおごるで!
何時頃帰ってくる?
仕事の事も、相談したいし!」


あたしはこれからの仕事を何にするか、それはすでに、あたしの頭の中では、決まっていた。

あたしは風俗に行こうと考えていた。

エリに迷惑をかけへん為。

そして涼に会いに行く為。


しばらくして、エリから返事があった。

「ごめん。客についてた。
朝日が心配やし、今日はなるべく早く帰るわ!」


心配って、子供ちゃうねんから…

そう思いながらも、エリの気持ちが嬉しかった。


「分かった。
仕事頑張ってなぁ!」


そしてあたしは、ボーッとテレビを見ながら、エリの帰りを待った。



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