危険中毒
『ねえ、お嬢さんも、
ソロソロ慣れてきたんでしょ?

留守番も、お任せできる
歳なんだし、今夜、食事でも
いかがかと思って。』

「ああ・・・。」

付き合い出して、
三ヶ月を迎える頃だが、
気の毒なほど、放置している。


元々、気乗りしない交際の上、
モニカを預かってからは、
そっちの方が
気になっていて・・・。

いい加減、
ハッキリさせて
おくべきだろう。
このまま、ズルズル
やってるのは良くない。

次々、問題が起こるのは
目に見えているから。


現地で会う約束を確認して、
俺は電話をきった。



さて、後は


この家のどこかで

拗ねてるモニカを
なだめなければならない。



こういうのも
悪くない。



素直で。



プライドの高いオンナじゃ
有り得ない反応だ。




 
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