麗しのワイルド ビースト
シャワーを浴びて着替えてからふたりの家に行ったら比較的元気で安心した。



光輝がちょっと指の骨折ったくらいであとは問題なし。



さて、林檎んちにでも行くか。



勝手に合い鍵で部屋に入ると慌ただしく洗濯物を隠した林檎…。



「なに隠した?」

「し、下着…」

「見ねぇから早くしまえよ。俺は下着より生身派だから」



トイレに行ってまた部屋に戻るとこれまた怪しげな行動…。



なに隠してんだ?



「おい、なんだそれ」

「な、なんでもない!!」

「あっそう。言えねぇのか。俺が寝込んでる間に浮気とはずいぶんふざけたことを…」

「違うよ!!これ…もらったの…」

「は!?」



これは俺の幼少時代の写真っ!!



懐かしいな、マイフレンズ…。



って、ちげぇから。



「返せっ!!」

「ヤダ!!こっちの虎君ものすごくカワイイんだもん!!髪長くて女の子みたい!!」



それは親父が女が欲しいあまりに俺に女装させた禁断の写真じゃねぇかっ!!



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