キケンな放課後
「笹山って天然だなっ。」

「え?なんで?」

「だって、担任が何の顧問かも
 覚えてなかったんだろ?」

「う、うん…。」




まだ笑いが止まっていない今野君を見ていると、
あたしもおかしくなって笑ってしまった。


…っていうか、今野君がここまで
笑ってるところ、初めて見たな…


あたしはそう思ってドキドキした。




「若林先生は卓球部の顧問だよっ!」

「そ、そうなんだ!知らなかった…!」

「それ、若林先生に言わなくてよかったね?」

「え?」




…どういう意味だろう?


あたしはきょとんとして
首をかたむけた。




「笹山ってホント、天然なんだな!」

「そ、そうかな?」

「絶対そうだよ!」

「で、なんで若林先生に
 言わなくてよかったの?」




あたしは気になって
今野君に尋ねた。



「…ぷっ!…そのうち教えるよ!」

「今教えてくれたっていいのに~!」

「ほら、曲選ぶぞ~!」

「…はーい。」





あたしは結局わからないまま、
曲を選ぶことになった。


そのうちっていつなんだろう?

とか真面目に考えながらね…






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