この空の下














あたしが何も
言えずにいると、





愁がフッと微笑んだ。


















「お前も顔赤いぞ?」

「うるさいっ!」



















それから2人で
笑いあって、



他愛ない話をしながら
家に帰った。
















やっぱり愁は
すぐに照れちゃうし、



手をつないだりは
できないんだけど、








それでもあたしは
幸せをかみしめていた。














この幸せがすぐに
壊れてしまうとも
知らずに…。










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