この空の下
「愁っ!
待って!
お願いだから
行かないで!!」
愁の背中は
すぐにわかった。
でも人混みの中
いくら呼んでも、
あたしの声は
愁の心に届かない。
左手に形の変形した
コーンスープを握りしめ、
また力強く走り出そうと
した時だった。
ドン!
「いたっ」
「ってーな!このアマ!」
あたしは運悪く
かなりガラの悪い人に
ぶつかってしまった。
「おい待て。
こいつ結構
かわいくね?」
「おっ★本当だな。
じゃあ体で払ってもらう
方向でいきますか!」
「や、やだっ…」