この空の下
次の日から。
あたしは崎美君と
話し始めるようになった。
崎美君はすぐ
赤くなって
すごい面白い。
あたしが普段
男子にしてるように
にっこり笑いながら
話してるだけなのに
耳まで赤くなって
パッと顔をそらす。
そんな様子を見て
渉太も笑って
くれていたから…
あたしはそれで
良かったんだ。
「あ、さーきみ君っ!」
「ああ、ども」
「相変わらず
無愛想だな~」
「だってあんた…」
「なに?」