双子フタゴ愛アイ
(そーだよ私のだよ)
(でも 私はお姉ちゃんだし)
(あんた達にケガさせたらパパに嫌われちゃうかも・・・)
「いーよ・・もういらない!帰ろ」
私は無理に笑った
でもホントは心の中で
(比呂也君が来てくれたら取り返してくれるのに)
とか
(この2人さえいなかったらどーにかなるかも知れないのに)
なんて思ってた
なのに2人は
私と繋いだ手を振り払いながら
「良くないよっ」
「ナナちゃんの宝物なのに・・・っ」
明らかに自分より大きい上級生に向かっていった