双子フタゴ愛アイ
私の手はタカラの胸元辺りにギュッと固定され
タカラは怒りを表すように俯いたままギラッと目を光らせた
なんで
私は気付かなかったの!?
9年間も・・・
悔しい・・・!
「・・・・・結局」
タカラは俯く私に気付いて
「母親にばれて離婚成立っつー・・・しょうもない結末」
話しを終わらせた
「・・・わりィな・・・こんなつまんねェ話して」
「・・・そんな事ない」
私は俯いたまま頭を振った
これが
つまんない話って言うんなら
タカラもメグミもこんなに長い間苦しんだりしない・・・