あなたが私にできる事

結論




あれから数週間が過ぎた。



私が男子と話をしないせいかクラスの女子から冷たい視線を感じることもなくなった。


阿部さんも何もしてこない。






一人で過ごす休み時間。


美紀と二人の昼休み。


放課後も誰もいない教室で過ごしていた。






全てが4か月前と同じだ。



声を荒げることもバカみたいに笑うこともない日々。




落ち着いた私の世界。




「エリザベス?」




不意に声を掛けられて振り返る。




「何?恭ちゃん。」




「こわっ。みっきーの言った通りだな。」



人の顔を見るなりそんなことを言う。





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