あなたが私にできる事

繰り返される過ち



「ごめん。別れよ。」


これで何人目だろう。
このセリフを吐くたびに私の中の何かが壊れる。


その声は自分のものではないようで目に映る現実は映像のようだ。



「わかった。」




一言だけ、呟くように放たれた言葉。





私と和希はそれで終わった。
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