ツンデレラな彼女。
*ツンデレラぢゃない!
「ツンデレラ~!早くしてよ~!」

ツンデレラ=杉岡 綾=自分

「ツンデレラぢゃねーっつってんだろ~!」

なぜだか私は「ツンデレラ」と呼ばれる。呼ばれるようなことしてねぇっつうの!!

「綾~!まぢで終わんないから早くして!」

「優希~!よくぞ言ってくれた~!早速終わらす!☆」

よし、しょうがねぇ・・・

「クソガキ共黙りやがれ~~~~~~~~~~~~~~!!」

はぁ、一回の怒鳴りでどんだけ体力使うと思ってんだよ。まぢ疲れる!

「早速、文化祭について話し合う。意見がある奴は手ぇ挙げて発言しろ、それ以外黙れ。」

「さすが、ツンデレラだよな。ぜって~普通にしてれば可愛いのにな!」

「なぁ!でも、アイツがデレデレしてるところ誰が見たんだろうな・・・!見た奴にどんな感じが教えてもらいてぇし!笑」

な~んて、声は日常茶飯事。だからって、怒鳴るのをやめたり女の子らしくしようなんていまさら思わない。

「意見がないなら実行委員のほうに任せて決めてもらい、後で多数決をとろうと思う。それでいいか~!?」

「いいんぢゃね~!誰も意見言ってないし~!」

はぁ、そろそろ疲れてきた・・・キャパ足りねぇ・・・こんだけ仕事詰めてる自分が悪いか・・・

って、こんな言葉使ってるからダメなんだよね・・・!分かってるんだけどね・・・

「ぢゃぁ、そうゆうことで実行委員のほうで軽く案出してください!勇太、よろしくです!」

「りょ~かい~!杉もくれば~?塚、来て!仕切りがいなくて困ってたの!」

「言っとくけど、ウチは実行委員ぢゃないの。」

「知ってる☆!」

「あのね、自分たちの仕事は自分たちでこなせません?」

頼ってくれるのは嬉しいけど、やっぱ、勇太のためにならないぢゃん?あ、勇太ってウチの同じクラスの男子ね?☆

「え~!杉やってよ!ツンデレラって呼ぶよ~?」

あ、脅しですか?そう来ますか!ウチに勝てると思ったら大間違いだぞ?それでもいいのか?
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