海くん、だーいすきっ



だって…こんなの夢でしか見られなかったから…




「えっ、ちょっ…泣かすつもりはなかったんだけど……あれ?」





なんか一人でパニクってる。




そうじゃないんだよ。
海くん。





「海くん、私嬉しいのっ」




そう言うと海くんは。





「そうなの?俺まじ焦ったし…でも、お前が嬉しいとなんか俺も嬉しいかも。」






海くんから出てくる言葉が甘くて、私は胸のどきどきがやばい。





今あれを聞いたら、
私の理想通り答えてくれるかな?






「ねぇ、海くん。」




「ん?」




「海くん彼女居るの?」


って言ったら海くんは




「お前が彼女だろ?」




「好きな人は?」





何で今さらそんな事聞くんだよ?



みたいな顔してる。


でも、ちゃんと答えてくれる。




「俺はお前が好き。」






全部、私の欲しい言葉だったんだよ。






< 56 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop