美女と野獣!?
~モテない男と、美女のキセキの恋~
その瞬間、俺の抑えていた欲望が溢れ出した。
「受験が終わるまでだから…。
それに全然逢えない訳じゃないしさ?
んな寂しい事言うなよ。」
江利子を抱きしめた。
そう言ったものの、今まで逢えるのが当たり前だったのに、予備校始まると殆ど逢えないのが当たり前に変わる。
内心、俺は焦ってる。
志望大学の偏差値にまだ足りない…。
サボってる訳じゃない。
俺のやれる精一杯をぶつけている。
なのに……
まだ足りないんだ。