美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~

二人のキズナ

予備校が終わって、家に帰り着いた。


鞄の中から携帯を取り出すと、着信ランプが点滅していた。

確認すると、江利子からの着信一件、メール二件。


江利子に電話する。

「もしもし、俺。
今、帰って来たとこなんだ。」


ベッドに腰かけた。

『対した用事ないの。

ただ、声が聞きたくなっただけだから、気にしないで?』


「そうだ。
スゲー言い難い事なんだけどさぁ。

俺、志望校変えたから。」


めっちゃ緊張してきた。


てか、嫌な汗も出てきたし。


『都内を希望してたんじゃないの?』


少しだけ、江利子の声が小さくなった。

< 410 / 445 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop