美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「そんな事言っても、江利子の親は何て言うか。」


プチ同棲の計画を企てた俺が聞くのも何だが。


「その事なら心配しないでいいよ。

隣の部屋あたしが借りて、生活を一也の部屋ですればいいじゃん。」


やっぱりか…。


「あらぁ、いいアイデアね。
やっぱり将来を考えるなら、同棲はしておいた方がいいわよ。

結婚して、一緒に暮らす様になってから相手の色んな部分が見えてくるんだから。」


「えー例えば何ですか?」


「例えば、お金の使い方とか、変なクセとかね。

付き合ってる時には見えない事が見えるものなのよ。」


「へぇ、そうなんですかぁ?

あ、そうだおば様、お肌綺麗なんですけど、何使ってるんですか?」


「有難う。
お世辞でも嬉しいわ。

私の使ってるのは………」


親父と二人、テレビの前のソファーに移動した。


女同士の話しは長い。


そして、男は立ち入れない事を親父も俺も知っているから。

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