月と太陽の恋愛関係~Ⅱ~


「…なっ!

……帰ってください…」


「は?」

俺の胸を泣きながら両手で押す。



「ここはあなたの来るところじゃない…」


いつもの調子とは違った。


チナツの力は弱い。



筈なのに…




俺はチナツに勝てず、店の外。



ギュッと拳を作ったものの、すぐに解けた。


もう、俺には何も無い気がした…。




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