運命のヒトを。
目の前に映った光景は、愛美と拓也は隣同士で楽しそうに話していた。
拓也はあたしが見たことのない笑顔だった。
クラス全体が明るい雰囲気だったのもあるが、楽しそうに話す二人から目が離せない。
見たくない、そう思いながらも見てしまう。
「拓也と愛美、仲よさそうやな」
どこか寂しそうな目の雄太を見て、なぜかあたしも寂しくなった。
なぜ雄太がこの時寂しそうな目をしていたのか…あたしはこの時全く考えていなかった。