学園戦隊 ドキドキ☆ビューティー
ま、順当に才色兼備のあたしは、全学年の普通の男子生徒から人気あるから」

次に香流を見て、

「かおるんは、家庭的美少女キャラで、3年生から人気だしね。軟弱系の1年生からも憧れられてるし」

次に、ココを見る。

「ココちゃんは、その情報通、顔の広さで、いろんな男子生徒から慕われてるし。そのわりにドジキャラだからね、それをカワイイ~! 萌え~! ってなってる連中も少なくないし」

次に美華。

「みぃちゃんは、一見、薄幸の美少女だもんねぇ。実体を知らない1年坊主どもや、硬派な2~3年の男どもから絶大な人気だもんね」

一見、と言う言葉がひっかかるが、いつもの潤んだ瞳で美華が頷く。

最後に

「りんりんはねぇ、良くわからないオタク連中、文系の男どもに尊敬されてるくらいだからね、そっち系の男どもは網羅でしょ」

と、輪廻を見ながら言う。

「尊敬はされてないよぉ。それは、あたしより、るいるい先輩だからね。まぁ、るいるい先輩は雲の上の方だから、手近な存在であたし、ってのはアリかな?」

輪廻が良くわからないフォローを入れる、が、雪野は当然聞いていなかった。


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