一途王子★天然姫


俺たちは会話もせずに


ただ資料を眺めていた





「こんな感じでいい?」




俺が静かに資料を見ていた間

梨莉亜は1人で計画を立てていた




「あぁ…」



梨莉亜が渡したノートも
見ずに

適当な返事をした




「じゃ私…帰るね」




梨莉亜も気まずさを感じたのか

偶然なのか

声のトーンが
いつもより

低く聞こえた…
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