咲いても、枯れても1~サクラ色~
『白純美様、お美しいです』
『桃色は、白純美様にぴったりですね』
二人のメイドさんも、私のドレスをじっくり見ていた。
栗色でボブカットの髪の子と、藍色でゆる巻きで長い髪の子。
どちらも、同い年くらいな気がする。
この二人は、西条のメイドさんなのに私を優しく見てくれる。
昨日、初めて西条家の豪邸に入った時のような、“何故こんな人が”みたいな目で見ない。
それが、純粋に嬉しかった。