初恋ドロップ
あ―・・さむ
冷たい北風が体にしみる
流花と帰り道の途中で別れ、ボーっと歩いた。
目的もなくただ、ただ歩いた。
無意識のうちに公園に来ていた。
俺と紗裕の思い出が
詰まった公園
そして、俺が紗裕を
―・・裏切った公園
何となくあいつがいつも座っていたブランコを見つめた。
「何しとんねん!浮気男」
直ぐ後ろから聞こえる声の方向に視線をゆっくり移す。
「市原・・・」
「死人見たいな顔してみんなや!何か言い返せや。
流花から聞いた。取引したんやてな~」