擬態
「あはは、苦しいよマカ。激しい親子愛だね」

「黙れっ! お前と血のつながりがあると思うだけで身の毛がよだつわっ!」

「まあまあ。それよりちゃんと話してみてよ。全然分からないんだから」

ぴたっとマカの動きが止まった。

二人の面影は良く似ていた。

それもそのはず、マカとマサキは実の父と娘。

そして店主はマサキの兄の長男になる。

「…死者をよみがえらせる人形を作らせただろ? 誰に言われてそんなモノを作らせた?」

マカは低い声で、短く問い掛けた。

マサキはしばし「う~ん…」と唸りながら考え、「ああ」と思い出した。

「例の人形か…」

口の中で呟き、ふと真剣な表情になる。
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