擬態
決断
本家に行く。

僅かながらもマカは緊張していた。

本家に行くには、一般の道路以外の道も通らなくてはならない。

つまり、一般の普通の人間ならば、絶対に行くことのできない所に、マカ達一族の本拠地があるのだ。

マカは跡継ぎゆえに、一族全てを受け継がなければならない。

それは影も闇も、だ。

人成らざるモノでありながらも、人として生きるにはリスクが大きい。

だがそれを承知で今の人生を歩んできた。

もう―後戻りはできない。

そしてその道を邪魔するのなら、誰であろうと容赦もしない。

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