擬態

連絡

それから数日後。

マカはミナと放課後、駅前の雑貨屋に遊びに来ていた。

可愛い小物を手に楽しげに話していると、ふと携帯が震えていることに気付いた。

「あっ、ゴメン。ちょっとメール見て良い?」

「良いよぉ。あたし、向こう見てくるねぇ」

「うん、あんまり遠くへ行かないようにね」

ミナが笑顔で向こうへ歩いていく。

するとマカは真面目な表情になり、携帯を開いた。

『お待たせしました。例の事件、少々分かったことがありますので、近日中にでも当店へお越しください』

「分かったのか…」

呟きは誰の耳にも入らない。

携帯を閉じたマカは、深く息を吐いた。

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