六花伝
血のように朱い唇。
白く透き通る肌。
朱色の長い髪。
彼女の、全てを愛しく感じたのは、何時から?
雪に囁き、鳥と笑う姿に嫉妬をしたのは何故だったろう。
限られた時間に生きる者の美しさに惹かれたのだろうか。
戯れだったはずなのに。
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