甘い蜜



俺はクスリと笑い、麻理亜の瞼に唇を寄せる。


「心配するな」


ただ会わせるだけなんだから。
会社に戻る条件なんだから反対するわけない。
もし何かしら動きやがったら即刻縁を切るつもりだ。


邪魔をするなら容赦しない。


「………本当に、」

「………とりあえず、」


俺は不安一杯の麻理亜をベッドに押し倒した。麻理亜は何事かと目をしきりに瞬きを繰り替える。


色々考えすぎなんだよ。麻理亜は。
なにも考えず、俺に身を任せればいい。
麻理亜は、俺の側にいれば、大丈夫なのだから。



< 134 / 458 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop