甘い蜜
「………こんな家庭、俺は知らない」
カチャカチャと紅茶を飲む。冷めているが美味しい。流石。
「………そうか」
「あんたが笑ってるのも心臓が止まるくらい驚いた。」
もしくは天変地異の前触れか。
大袈裟かもしれないが、それくらいの衝撃だったんだ。
「そうか」
「………とりあえず、」
今後の事を話しておこう。
「一応今年までは教師を続けるからな」
「あぁ」
「それから親父の会社に入る」
「分かった」
「平からだからな」
いきなり後継ぎなんて無理に等しい。下の方にいて色々学ばなければ。