甘い蜜
「ここは………」
「俺の家」
「は?」
「ほら、降りろ」
そう言って龍はさっさと車から降りてしまう。俺は釈然としないまま言われた通りに降りる。
降りてみると屋敷は更にでかく見えた。屋敷じゃないな……屋敷みたいに縦に大きくなく、横に大きい。
「敬夜」
「………あぁ」
名前を呼ばれ、龍の所へ。
「若、お帰りなさい」
「あぁ……連れてきた」
「了解しております」
出迎えた男は以前麻理亜を助けるときに手伝ってくれた男。