甘い蜜



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次の日も、その次の日も山内さんは学校に来ていた。


そして私は、山内さんと話たいのに話せない日々を送っていた。最近、私の毎日の日課に、山内さん観察が追加された。毎日山内さんが来てるのを確かめて、先生と居る姿を見かける。


やっぱり、二人の雰囲気だけ違う。


「桜」

「何?華ちゃん」

「あんた最近楽しそうだけど何かあった?」


華ちゃんに聞かれて私は自分の頬に手をやる。そんなに楽しそうに見えるかな?


「別に何もないよ」

「嘘!何かあったでしょ!!」


言いなさいっと華ちゃんに迫られる。
別に何もない。


でも、あったとしたらきっと、


「幸せを見たからだよ」

「は?」


うん。そうだ。
あの二人の幸せが、私にもお裾分けされたんだ。





私は今日も山内さんにちゃんと話しかけられなくて眺めているだけだった。




―END―
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