チキン彼氏を救出せよ!!


まったく蒔田ってば…しょうがないなぁ。

「……綿縞 愛夢(ワタジマ アヤメ)ちゃん?」


あたしは机の横に掛かってる鞄に書いてあった名前を読み上げた。


「あ、そうじゃん!!
わたあめじゃん!!
いやー、懐かしいな!!」


はっはっはと豪快に笑いながらペラペラ喋る蒔田。


適当だなー蒔田。
てゆーか…わたあめってあだ名?


「もう、まきなおってば全然あたしのこと覚えてなかったくせに!!」


そう言って頬を膨らますわたあめ。


「いやー、お前があまりにも可愛くなってたからな!!
全然気付かないわけだな。」


そう言ってまた豪快に笑う蒔田。


おーおー
調子いいこと言ってますなー。

つい数時間前に素晴らしい美の価値の不等式繰り出してたくせにねぇ。



「もう、まきなおってば…」


そう言って顔を伏せるわたあめ。


てゆーか…
顔真っ赤じゃん!!
鵜呑みにしすぎだよ!!


え…まてよ。
この照れっぷり…


まさか、この子…
蒔田が好きなの!?



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