スキで溢れさせて

もう1人の不良

それから30分後。




不良の存在に警戒しながらもお菓子を頬張っていた。



もうサボりなんてどーでもよかった。




そう思った時。




テーブルの上の黒い携帯が震えた。




「おっ。今来るって」



どうやら昴の携帯らしい。


「へぇー来るのか」



主語なしでもちゃんと会話出来てる…!!




2人の主語なし会話にただ首を傾げることしか出来なかった。




「さっきのお前の質問に答えてやるよ。


もう1人の不良は今来る」



30分前の質問が今返ってきました。



すっかり忘れてましたよ。



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